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乳がんお氣軽にご相談下さい。

乳がん

乳がんの原因

ホルモンレベル

培養した乳癌細胞にエストロゲン(E1またE2)を加えると癌を引き起こすBcl-2遺伝子が活性化されるのに対し、プロゲステロンを加えるとp53がん抑制遺伝子が活性化されます。

エストロゲンは細胞の複製、侵入、血管の成長、転移を促すのに対し、プロゲステロンは乳がんを抑制する代謝メカニズムがあります

乳房組織内には、エストロゲンを局所的に増やす3つの酵素があります。ほとんどのエストロゲンは細胞内で、DNAの特定の遺伝子部位を活性化し、必要な働きを終えた後に過剰なエストロゲンは細胞に損傷をもたらすため、細胞を損傷しない安全な形(メチル化)に変わり、血流に戻る・尿や便、汗とともに排出されます。(P450経路)

一部が排出される過程でDNAを損傷し、突然変異、ガン化を引き起こすエストロゲンへと発展するため、当院では乳がんを予防・治療する際に、まず乳癌リスク因子となるホルモンのアンバランスを確認し、過剰なエストロゲンをコントロールするナチュラルプロゲステロンを補充します。唾液女性ホルモン検査で、乳がんリスクを下げるエストリオール(E3)レベル、DHEASも確認し治療の指標とします。

免疫系レベルでは

免疫系レベル

免疫系の反応を促進する白血球の一種であるヘルパーT細胞。

その中でもTH1細胞は体が炎症や腫瘍の働きを抑え、過剰なエストロゲン合成を抑制するサイトカインを作り、TH2細胞は逆の働きをするサイトカインを作ります。

体内では、DHEAが高い時にTH1細胞が多く生成され、ストレスからコルチゾルが高く、DHEAが低い時にTH2細胞の生成に傾きます。ストレス(精神的・身体的)、炎症、けがに対し、免疫系ではTH2細胞の生成を高め、癌細胞の中でさらにエストロゲンを増やす悪循環が起こります。

ストレスホルモンのコルチゾルが慢性的に高いと、がんなどの変性疾患が生成されやすくなるため、加齢と共に減少するDHEAに対し、コルチゾルレベルをコントロールする事が重要となります

肝腎レベルでは

肝腎レベル

通常過剰なエストロゲンはP450経路、COMT(カテコールオルトメチルトランスフェラーゼ)抗酸化物質のグルタチオンを介し、肝臓と腎臓を通じて体外に排出されます。

肝腎の巡りが良く、P450経路の効率が高い方ほど、エストロゲンも効率よく排出されるため、ここに個人差が大きく現れます。肝腎に負担をかけやすい多剤併用の内服やサプリメントは、体内を循環するエストロゲンレベルを高くする原因の一つとなります。

また、エストロゲンが代謝される過程で、DNAと結合しガン化をもたらす4-ヒドロキシキノンエストロゲンではなく、DNAを損傷しない安全な形の2-ヒドロキシキノンエストロゲン経路に進む事を促す食材や油の選択的摂取と、発がん物質のPCBやダイオキシンなどの環境汚染物質をさけることも癌の発病率を低下させることが報告されています。

グルタチオンは肝臓に最も高レベルで存在し、グルタチオンが欠乏すると、DNAの損傷が起こりやすくなるため、グルタチオンの主成分であるシステイン(アミノ酸)の源になる食品や、バランスの取れた食事も必須となります

肝臓に多くの仕事をさせる物質(内服、過剰な合成ホルモンや環境ホルモン、溶剤に含まれる毒素や重金属など)は、グルタチオンを枯渇させるため、外来ではライフスタイルの見直しを提案しています。

乳癌リスクを上げる因子

近年急増している乳癌。遺伝や乳癌の組織型により原因も異なりますが、一般的に乳癌のリスクを高める要因として以下が挙げられます

  • ・インスリン抵抗性₊更年期・多嚢胞性卵巣症候群
  • ・DHEAの欠乏・コルチゾルレベルの上昇
  • ・甲状腺機能低下(甲状腺機能低下の原因としてエストロゲン優位なホルモンバランス・ヨウ素欠乏・自己免疫性・フッ素化物・環境ホルモンなど)
  • ・メラトニンレベルの低下
  • ・プロラクチンレベルの上昇
  • ・10代からの経口避妊薬の使用
  • ・女性性の抑制など

治療方法

①ナチュラルプロゲステロン補充

癌細胞がE2(エストラジオール)を作り増殖する能力を弱めます。

乳癌リスク因子であるプロラクチンレベルを緩和します。

  • ・効力が強いE2(エストラジオール)を弱いE1(エストロン)に変換する
  • ・さらにエストロンを安全な形のエストロゲンへと変換する
  • ・腫瘍内でエストロゲンを産生する酵素の作用をおさえる

※既に乳癌の手術予定の方は、術前・手術後もナチュラルプロゲステロンの補給を継続する事が推奨されます。

②肝腎の漢方ケア

詳しくは漢方ケアをご参照ください。
必要時は常用薬やサプリメントの整理もさせて頂きます。

③DHEAの体内産生強化・補充

唾液ストレス副腎検査にて、コルチゾルとDHEAを評価します。
詳しくは唾液ストレス副腎検査をご参照ください。

  • ・TH1細胞による腫瘍生成を抑制するサイトカインの生成を維持するための副腎でのDHEAを正常値に維持する運動やストレス管理
  • ・毒素を中和して体外に排出する食事指導
  • ・副腎へのビタミンミネラルなどの栄養指導
  • ・呼吸法(詳しくはボディケアをご参照ください)
  • ・必要に応じてDHEAサプリメントの補充

※DHEAを補充する場合は、過剰投与にならない様に、半年に一回の唾液検査による全般的なホルモンバランスとDHEASレベルの確認を行います。

唾液検査について

④インスリン抵抗性、
多嚢胞性卵巣症候群の治療
 

多嚢胞性卵巣症候群は乳癌のリスク因子のため、乳がんの予防治療としてナチュラルホルモン療法を行います。

⑤メラトニンレベルの低下の有無

メラトニンは、睡眠サイクルを調整する以外に、卵巣ホルモンと免疫系・抗酸化物質の調整も担っています。

またメラトニンそのものが、抗酸化物質でもあり、加齢と共に減少します。メラトニンは乳癌細胞の成長を抑制する働きもあり、唾液睡眠検査にてメラトニン値の確認も行い、必要時は補充します。

詳しくは唾液睡眠検査をご参照ください。

乳腺繊維腫嚢胞

原因

エストロゲン優位による細胞増殖、体液貯留による嚢胞形成。

治療方法

ナチュラルホルモン療法と合わせて月経メカニズムもご参照ください。

料金

初診 60分/40,000円(税抜)
再診 10~15分/8,000円(税抜)